AUTUMN 2023Rethink Chic
Constructed silhouettes and accents that flattering the femininity with core.That lead to newness classy styles which have a minimal but also impressive.
AUTUMN 2023
AUTUMN 2023Rethink Chic
Constructed silhouettes and accents that flattering the femininity with core.That lead to newness classy styles which have a minimal but also impressive.
FOR I SERIESをまとうことは、私らしくいること。昨年、東京から軽井沢に拠点を移したジュエリーデザイナーの松田陽子さん。自然とともに在るこの場所では、衣食住すべてにおいて気持ちに正直にいられるという。デザインに向き合うとき、アトリエに立つとき、夫婦でくつろぐとき。思い描く秋の装いについて話を聞いた。
Style 01
年齢を重ね、髪や肌をポジティブに見せてくれるモノトーンに、より一層心惹かれています。とくに、甘めで構築的なブラウスや意外な場所にスリットが入ったスカートのような、ちょっとユニークなものに。軽井沢での暮らしは華やかなシーンこそ少ないけれど、レストランへ行くときや毎週末アトリエに立つときなど、少しだけきれいめを保ちたい時間がある。そんなときにデザインに身を委ねられる、“遊び心あるモノトーン”の温度感がちょうどいいんです。
ジュエリーのデザインを考えるために机に向かうときこそ、自然の中では着られない服を選ぶことがあります。仕事場が整ったからこその“正装”というか。白や黒はその一つで、感覚が研ぎ澄まされる気がします。緑が映る窓を眺めたり、息抜きに外の空気を吸いに出たり。この場所から受け取るインスピレーションを元に、ジュエリーを生み出せることが楽しみでなりません。
Style 02
家で過ごす服は着心地が良いことを大前提に、テンションが上がる要素も大切にしたいと思っています。このカーゴパンツはそんな気分にぴったり。見た目はシックだけれど、程よくストレッチ性があるのでノンストレスだし、穿いていて気持ちがいい。車生活になった今、足捌きが良いのも嬉しい。ただ“ゆるい”だけではなく、“好きなポイントが詰まったリラクシー”な服が、今の理想です。
other items are personal belongings
職住一体の今の家に越したのは約1年前。長く暮らすことを考え、夫婦の理想を反映させつつも、10年後に生活スタイルが変わったときにも対応できるよう空間に余白を持たせました。外観は、都会的でありながらも自然と調和する“軽井沢に合う”ことも念頭において。当初は縁もゆかりもなかった場所だけれど、もしかしたら終の住処になるかもしれない。だったら、家も服も暮らし方も、この土地に柔軟に合わせていくのも素敵だなと思っているんです。
other items are personal belongings
「BYOKA」デザイナー
石川県金沢市出身。学生時代に建築・インテリアを学んだ後、アパレルブランドでレザー製品などの企画に携わる。2016年に夫の三田正規さんとともにジュエリーブランド「BYOKA」を立ち上げた。2022年には職住一体の場を軽井沢につくり、ゲストがジュエリーを直接手に取れるギャラリーを併設。日曜日のみ開放し、松田さん本人に直接相談することができる。
Instagram : @moffbambina
フリルデザインはバックにも繋がり、印象的な後ろ姿に。ハリのある素材ゆえ甘くなりすぎない大人の空気を纏える。ロングスカートと合わせてオフィス仕様にも、カーゴパンツと合わせて着崩しても様になる着回しの効く1枚。
残暑の季節から着られる今秋トレンドのビスチェ。クラシカルなミニケーブル柄はシアーなトップスやシャツとの相性が抜群で、洗練されたスタイルに仕上がる。ウエストのリボンを後ろで結び、シルエットにメリハリを。
ピンストライプ柄と程よくルーズで絞りのないシルエットは羽織るだけでこなれたスタイルが決まる。襟元は深めのVカットで、華奢な首元を引き立てるセンシュアルな一面も。同素材のワイドパンツは、タックを施したことで美脚効果抜群。
落ち感のある生地を使用したきれいめカーゴパンツ。ミリタリーディテールを踏襲しつつもスッキリとしたシルエットなので、上品な抜け感が漂う。裾幅を絞ればシルエットが変わり、トップス次第で雰囲気に振り幅が生まれる。
ウエストに少しくびれを持たせつつ、全体的にはルーズな印象。ラインを拾わないシルエットがむしろ女性らしい空気感を醸す。薄手のインナーと合わせ、シンプルなスタイルにアクセントをもたらすミニケーブルカーディガン。
程よく体にフィットしながらも肉感は拾わない、ふっくらとした素材が気持ちいいニット。長めの袖に指穴が空いたデザインで手元のレイヤードを楽しめる。ジャケットやアウターのインナーにも重宝。チャコールグレー以外の2色は繊細なラメ入り。
ジャージー素材ならではのリラクシーな穿き心地ながら、体のラインは拾わない絶妙なIライン。斜め前にスリットを施したことで、新鮮な印象に。ゆったりとしたシャツやローゲージのニットと合わせるのが今年らしい。
ステンカラーとボタンのみのシンプルなデザインに、ボリュームを持たせたアームがアクセント。無駄のない計算されたシルエットで、どの角度から見ても洗練感が漂う。ショート丈なのでどんなボトムスとも相性がいい。
定番のキルティングアウターをミドル丈のテントシルエットに更新することで、今年らしい装いに。軽やかな中綿生地で、サッと羽織れる気軽さと防寒の両方が叶う。ワードローブに1着は置いておきたい着回しの幅も◎。
ジャージー素材なので動きやすさと軽さを併せ持ち日常に寄り添う1着。シルエットは真っ直ぐなIラインで、すっきりとスタイリッシュに魅せる。暖かい秋なら一枚でも、冬はタートルを忍ばせるのもいい。
FOR I SERIESの全ラインアップを見る