柔らかな笑顔とユーモアに富んだ会話、明るく清雅なたたずまいに透明感が溢れる浜島直子さん。
モデルとしてどんな服も着こなせる浜島さんですが、プライベートのファッションは、
自分なりのルールを持って選んでいるそうで、それはEluraのコンセプト
「ルールではなく。私のルール。いくつになっても、自分らしく、女性らしく」に共通するものでした。
そのルールのもと選んでくれた7アイテムを、最旬の着こなしとともに紹介します。
浜島直子 / モデル
Naoko Hamajima
1976年9月12日生まれ 愛称:はまじ 出身:北海道札幌市。2014年に男児を出産。センスのよいライフスタイルが支持され、女性誌、テレビ、ラジオなど多方面で活躍。日常を包み隠さず切り取ったインスタグラムも大人気。夫・アベカズヒロ氏との共著絵本『ねぶしろ』(ミルブックス)がある。2020年9月には初の随筆集「蝶の粉」を出版し40代の現在も新しいことに挑戦している。
Tシャツからブラウス、色柄パンツ…
春夏に大活躍する精鋭7アイテム
私服かな?と思ったほど、私らしい(笑)
春夏に大活躍してくれるイエローパンツ
浜島さん
「カラフルなものは、冬より夏の太陽の下の方が私はトライしやすくて、この時期はカラーパンツを選ぶことが多いですね。こんなマスタードイエローでペイズリー柄のパンツも持っていたのですが、ヘビロテしたせいか破れてしまい、泣く泣く処分しました。だから、このパンツを見た瞬間に『あ、またはける!』と嬉しくて。イエローパンツはチノパンの延長で何にでも合うと思うので、これも破れない程度に(笑)、たくさんはこうと思います」

カラーパンツのなかでも
取り入れやすいマスタード。
ラフなニット合わせで気負いなく

ラクにはけて美脚に見えると、昨年も大好評だった“夏ラクテーパードパンツ”の中でも浜島さんはマスタードをセレクト。センタープレスのきれいめデザインは、ゆるっとしたカジュアルなVネックニットを大人に見せ、さらに白Tのレイヤードでこなれた雰囲気に。「チノパンの延長ではく」という言葉通りに、ローファーとも好相性です。
シンプル過ぎない洒落感で、
日常に寄り添ってくれる薄手ニット
浜島さん
「この薄手の白ニットは、季節の変わり目に大活躍してくれそうなので選びました。1枚で着られるトップスとして、セント ジェームスのカットソーもよく着ているのですが、もう少しニュアンスが欲しいなと思う時もあるんですよね。これは着心地も良く、さらりと着られるけれどシンプル過ぎない、ほどよいデザイン性が抜群。こんなふんわりとしたスカートに合わせるのも可愛いし、デニムパンツにも合うし、日常に寄り添ってくれる絶好の1枚です」

着るだけで今っぽく決まる
フィッシュテールニットに、
シアースカートで女らしい雰囲気

ニットは、ゆったりとしたデザインで身体のラインをカバーしつつ、ボートネックやリブ袖で華奢な首元や手首を演出する着痩せに効く1枚です。また、接触冷感機能がついたドライタッチ素材で、日差しが強くなる春夏にぴったり。シアー感のあるティアードスカートに合わせて、ヘルシーで女らしい装いに。
ひとり1枚は絶対に持っていた方がいい!
デザイン、素材、機能性すべてが最高の白T
浜島さん
「私、Tシャツハンターなんです。年中探していて、高い物も買ったことがあるのですが、洗濯したらシワになるし、青みがかった白も黄みがかってくるし。Tシャツにアイロンをかけたくないんですよね、なんだか負けた気がしませんか?(笑)。これは、一見なんてことない白Tに見えて、実はめちゃくちゃできるやつ。テロンとした感じもカジュアル過ぎず、まさに大人にちょうどいいんです。袖の長さも絶妙だし、接触冷感&UVカットだし、もう色ちがいで揃えたい!」

美シルエットと高見え素材の
白Tでキレイに仕上がった
大人の夏モノトーン

白T×黒パンツのシンプルコーデこそ、白Tの見え方が着こなしの鍵。よれっとしていたり黄ばんだりしているものだとくたびれた印象になるので注意が必要です。このキレイ見えの白Tなら、カジュアルなTシャツながらも着こなしをエレガントに導く引力もあり。レースパンツを合わせて清潔感のあるキレイめカジュアルを楽しんで。
子どもとの公園にも、仕事にもはける!
10本くらい欲しいリネン混パンツ
浜島さん
「小物次第でどうでも着られるこのパンツは、10本くらい持ってなきゃ足りない! ウエストは後ろゴムでキレイ見えするし、すっごく楽チンなのにセンタープレスでパジャマ感がない。さらに、冷感接触でシワになりにくいなんて最高です。Tシャツを合わせて子供と公園へ、シャツを合わせて会社へ、こんなに許容範囲の広いパンツってありますか!?(笑)。色ちがいのイエローやチャコールも良いですが、私はリネンの風合いがより感じられるベージュにしました」

シャツにリラックス感を
与えるリネンパンツで作る
好感の爽やかコーデ

リネンにレーヨンをプラスしたなめらかで上品な素材のリネン混パンツは、接触冷感機能付で春夏に大活躍。「許容範囲が広い!」と浜島さんも絶賛してくれた通り、ナチュラルなルックスで合わせを選ばない着回しやすさも魅力です。ブルーシャツを合わせたトラッドよりのコーデにはヌーディなサンダルで抜け感を入れるのがポイント。
肌になじむベージュピンクの色味と
アウトにしても決まる丈感が好きなブラウス
浜島さん
「むかし大好きだった古着のブラウスを思い出しました。それにはフリルが付いていてガーリーでしたが、一緒に年を重ねて、このブラウスに行き着いた感じがします。落ち着いた色味や、少しレトロなプリント、長すぎず短すぎない丈感で、今の自分が気負いなく着られるブラウスです。ブラウスは、いかにコンサバにならずに着るかが自分の中で永遠のテーマでして… こんなリネンパンツやデニムなどでラフに着崩して、フランス女優っぽく着たいと思っています」

構えずにさらりとまとえる
ブラウスをラフに着崩して
エレガントを日常に

毎年人気のEluraの名品、サラサラ着映えブラウスは、1枚でスタイリングが決まるデザインと着映える色柄が人気。ジャケットを羽織って通勤服としてはもちろん、浜島さんのように着崩しても素敵なので、着回しの幅も広く重宝します。カジュアルダウンするときはヘアメイクもラフに仕上げると、かっこよく決まります。
見た瞬間に「これだ!」と飛びついた
華やかで気分が上がる柄パンツ
浜島さん
「Eluraの新作を見せていただいたときに、最初に目に止まったのがこのパンツ。ボタニカルプリントの華やかな存在感で着ていて気分が上がりそうですよね。そして、はいてみて着心地の良さにびっくり。サラサラして涼しいし、このまま寝てもいいくらい(笑)。私が柄アイテムを選ぶ基準は、これだったら私でも頑張らずにはける、ということ。柄が細かくても大きくても、緊張しちゃうものは手に取りませんね。派手すぎず、甘すぎず、品があるものが好きです」

赤のボタニカル柄パンツに
ピンクのチュニックで
夏の太陽に負けない派手やかさ

深い赤をベースに色使いを抑えたことでシックに導かれたボタニカル柄パンツ。ドロストイージーでノンストレスなはき心地に加え、ウエストタックで腰回りやお腹がすっきり見えるので、柄パンツも堂々とはきこなせます。トップスは白やベージュも良いですが派手なピンクもおすすめ。トーンが上がってハッピーなムードが高まります。
お食事会とか子どもの学校行事とか
1枚あると安心な頼れるネイビーブラウス
浜島さん
「最初は白を選んでいたんですけど… お食事会とか子どもの学校行事とかに良いなと思いネイビーにしました。昔はネイビーの服は1枚も持っていなかったのですが、年を重ねて、ネイビーの持つ知性や奥行きに惹かれるようになりました。また、夏の日差しの中で着るネイビーや黒って、陰影がはっきりしてかっこいいですよね。背中のプリーツも、日差しをあびて陰影が生きそうだし。このブラウスは自分で思う以上に印象的で、記憶に残る人になれそうです」

デザインのあるブラウスを
主役にワントーンで
洗練された着こなしを

さらっとした滑らかな素材感とデザイン性の高いバックプリーツで、オケージョンにも対応するブラウス。同じネイビーカラーの柄パンツを合わせると、ワントーンながらも、凝ったディテールで地味にならず洒落感も充分です。合わせるバッグやシューズなどの小物は、ベージュだと落ち着いた雰囲気に、白だと爽やかにまとまります。
浜島直子さんがリアルにセレクトした春夏アイテムを紹介しました。
「年齢に逆らうよりも、今の自分に似合うものを着たい」と言う
浜島さんが選ぶアイテムとそのナチュラルな着こなし方には、
私たちが目指したいファッションのヒントがたくさん詰まっていましたね。
ぜひ参考にして、この春夏をもっと輝かせましょう!
Model: Naoko Hamajima / Photograph:Y uki Endo
Styling: Makoto Fukuda / Hair&Make-up: TOMIE / Edit&Writing: Mina Yoshioka