
我が子の卒・入学は、母にとっても人生のハレの日。自分らしい正装で迎えたいですよね。Eluraでは今年、「品よく着るセレモニー」と「楽に着るセレモニー」の2シリーズで展開。募集したセレモニー服の要望と着こなしの悩みを、一児の母でもあるスタイリスト福田麻琴さんにこたえていただきました。

謝恩会から日常まで着回せる
ライトベージュのナチュラルな色味は肌なじみもよく全体のトーンが上がるので、明るく若々しい印象を与えます。タックデザインのペプラムの、より畏まったセットアップで華やかなムード。きちんと感プラス洒落感があるので、合わせを変えるとPTAや謝恩会にちょうどよく、またテーパードパンツは日常のキレイめスタイルにも活躍します。




ツイードジャケットにブラウスのエレガントなトップスを、テーパードパンツでキレイめ感はそのままに、軽やかに仕上げて謝恩会へ。モノトーンのミックスツイードがスタイリングをシックに導き、スーツとまた違う凛とした表情に。

上品でエレガントな佇まい
セレモニー服の定番、ネイビーのワンピースとノーカラージャケットは失敗知らずの安心スーツ。だからこそみんな同じに見えがちなので、ネック部分にパールをあしらった、人と差がつくものをセレクト。このディテールが、シンプルながらも野暮ったく見えないポイント。また、適度にゆるく、ボディラインを拾わないのでノンストレスで着られます。




形のキレイなネイビーのノーカラージャケットは、どんなスタイルにもハマる汎用性の高さで日常でも大活躍。ネイビーのブラウスとスカートのコーデに肩がけするとシックで知的なムードになり、美術館など休日のお出かけにぴったり。

スタイリッシュな存在感
「着ていて落ち着く」とファンの多いブラックをハレの日に着るときは、ブラックの洗練さが際立つ着こなしがマスト。バンドカラーのブラウスにナロースカートで今っぽい雰囲気を醸すこのスーツは、今年とくにオススメです。胸にパールのブローチを着けたり、ゴールドバックルのパンプスを合わせたり、華やかさへのアプローチはお忘れなく。




今年らしいナロースカートは日常にガンガン着回して欲しいアイテム。ボーダーニットにスニーカーのカジュアルスタイルも、スカートがキレイめなので大人感は保てます。ブーツにも合う丈感なのでロングシーズン重宝しそう。

楽な着心地ながら着痩せが叶う
コクーンシルエットのワンピースとノーカラージャケットをストレッチ性の高いカットジョーゼットで作ったスーツは、着心地がよく、多少の体型変化にも対応するゆとりがあるのも魅力。ジャケットもヒップ丈の長めなので、腰回りをカバーできます。エレガントな見た目と裏腹にしっかりインナーを着込めるのも、意外と寒い式典にうれしいポイント。




ジャケットと同シリーズのテーパードパンツのスーツでお仕事スタイルに。もちろんセレモニーにも有効ですが、インナーをカットソーにするとカジュアルダウンされ日常へ。色の艶やかさもあり華のあるスーツスタイルが完成。



正直、式典にしか使わない気が…
買った方がいいでしょうか?

「昔に比べて今は、きっちりしたルールはないような気がします。王道パールもクラシックで良いですが、あまり使わないのなら勿体ないですよね。普段使いもできるような、デザイン性の高いものもオシャレで良いと思います」



靴代くらいバンドエイド(涙)
オススメのパンプスを教えて!

「ヒールを履かない方も多いですが、ヒールを履くと背筋が伸びて気持ちもシャンとするから私はオススメです。“柔らか屈曲”シューズは、フワフワの柔らかいソールで履き心地抜群。5cmヒールもちょうどよいので、まずはリハビリを兼ねて、ここから始めてみてはどうでしょう」



ずっと使えるものを探しています

「体型を隠すダボっとしたものより、形がキレイでストレッチが効いたものを選んで欲しいですね。例えば、このワンピースは伸縮性のあるカットジョーゼットで、着心地も良く落ち感もあるので、かなりスッキリ見えます。また、私的には背中にデザインがあるのも高ポイント。後ろ姿は意外と見られているので、抜かりなく美しい装いを」



イージーケアのものってありますか?

「ここに、あります!(笑) エルーラのセレモニーシリーズは全部おうちで洗える優れもの。すぐに洗いたいブラウスからワンピース、ジャケットまで、型崩れなく洗えます。また、ホームクリーニングできるからこそ着回しにもバンバン使えるし、助かりますよね」


去年も大反響で売り切れも続いたセレモニーシリーズ、今年ご入用の方はぜひお早めに。
Styling: Makoto Fukuda
Hair & Make-up: TOMIE
Model: Maki Meguro
Edit & Writing: Mina Yoshioka