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SPRING 2023
2023 SPRINGLonging for the sky
The endless freedom beyond the roof, the colors,and the patterns of clouds and lights continue to change with the seasons, times and your feelings…
Everyday is different. Longing for the newness of the sky,its freedom and layers of the colors, and the designs are the inspirations for your wear.
この１着を纏うことが、“わたしらしくいること”への原動力に。今回登場するのは、コンテンポラリーダンサーとして活躍する水村里奈さん。衣装も自身の表現にとって大切な存在だと語る彼女は、日常生活でどんな服に袖を通しているのか。春らしいアイテムが揃ったFOR I SERIESの中から、彼女が選んだものとは。
Style 01
コーディネートを考えるときには、“7割ドレッシー”に振ることをなんとなく意識しています。普段ならカジュアルの王道であるボーダーを手に取ることはあまりないのですが、首元が深く開いていることで女性らしく、艶めきが足される気がしました。少しの艶めき、大事にしているんです。スカートは、見た目はドレッシーだけれど足捌きがスムーズで快適。このまま踊って、と言われたらきっと踊れるかも(笑)? スニーカーに合わせても素敵ですよね。
印象的な色はワントーンでまとめると挑戦しやすいですよね。まるでワンピースみたいで。そういえば、私は踊るときにワンピースを選ぶことが多いんです。動きに流れるような余韻が残り、ダンスをさらに装飾してくれる気がするから。作品は、衣装も髪型もメイクも表現のひとつ。とくにコンテンポラリーダンスには正解がなく、思いついたことをまずはトライして自分と会話をしながら最適解を探る面白さがあります。すべてにおいて気持ちいいものを追求していきたいです。
Style 02
普段着は、ほぼパンツスタイル。とにかく穿き心地が楽で、シンプルな中にも個性がのぞくものに惹かれますね。このカーゴパンツはその両方を満たしてくれるうえ、“7割ドレッシー”にも寄り添う嬉しい1本。合わせたカーディガンも私にとっては挑戦的な色だったけれど、袖を通してみると不思議と肌がきれいに見える気がしました。初めての色を身に纏うことは、見たことのない自分を発見する機会でもあるのだなと、改めて。
作品のアイデアが思い浮かぶのは、日常のふとしたシーンからです。例えば、バス停でおばあちゃん3人がおしゃべりをしている光景を見て、そのまま踊ったり飴ちゃんをあげたりしたらかわいいなあ……なんて振り付けの妄想を広げたり。コンテンポラリーダンスは、目に映るなんてことない景色がもしかしたら表現につながるかもしれない。日常との境目がないところに、惹かれ続けています。“なにか引っ掛かる”という心の振れを見逃さないようにしたいですね。
コンテンポラリーダンサー・振付家
10歳でクラシックバレエを始め、高校でコンテンポラリーダンスと出会う。日本女子体育大学を卒業後フリーランスダンサーとしてのキャリアをスタート、舞台や映像等で活躍している。またライブやミュージックビデオ、ファッションショーでは振付家としても才能を発揮。2022年には自身のダンスウェアブランド「OFF POSE」を立ち上げ、多角的なダンス表現を行なっている。
Instagram : @rina_mizumura
ウエストをきゅっと絞ったタックデザインが主役のワンピースは、1枚でパリジェンヌのようなこなれた雰囲気に。体に程よくフィットするので、着心地の良さを叶えつつスタイルアップ効果も抜群です。シワになりにくく、お手入れが簡単。
歩くたびにヘルシーなスリットがのぞき、サテンの艶が揺れるドラマティックなスカート。ストレッチ性のある素材が、美しいIラインと心地いい足捌きを両立します。ニットやシャツなど、合わせるトップスによってスカートの表情は豊かに変化。
今らしいショート丈、甘くならない真っ直ぐ袖、アクセサリーが映えるVネック…細部のこだわりこそが、抜け感のカギ。ボリューム感のあるシルエットも新鮮で、モダンな印象に。肉厚コットン素材なので、春先に1枚でさらりと着こなして。
今年一推しのトレンド、ビスチェ。シャツに重ねたり、肩ひもを外してワンピースに重ねれば、愛用の服が新鮮な印象に。着脱が楽なボタンデザインやバックのギャザー仕様など、生地のストレッチ性も後押しし、快適な着心地。
ポケットやウエストにしっかりミリタリー要素を効かせつつもヒップまわりをスッキリ仕上げたことで、カジュアルなアイテムがきれいめに昇華。トレンドのコンパクトなトップスとも好バランスです。裾を絞り、ボリューム感の調整も可能。
ハリ感があり、もっちり肉厚なカーディガンは、“ジャケット見え”が叶う１着。艶消しのメタルボタンが品の良さをさらに後押しします。袖をまくれば、ポワンとボリュームあるシルエットに。カジュアルな雰囲気も楽しめる二面性が魅力です。
春のレイヤードスタイルにトレンド感をもたらす、ツイードのフリンジベスト。繊細な糸がミックスされたカラーパレットに心躍ります。春先は白シャツやシアーなカットソーと重ねて、夏にはノースリーブとして１枚でもOK。
ハイウエストで裾に向かって真っ直ぐなワイドシルエットが、脚長効果を演出。ストレッチ素材、マシンウォッシャブル、撥水、防シワなど、日常の味方になる高機能も嬉しい。カジュアルからきれいめまで穿ける、振り幅の広い1本です。
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